小学校では、特別活動の授業で学級活動を行っています。
特別活動とは、
「集団や社会の一員としての見方・考え方を働かせながら、
様々な集団活動に自主的、実践的に取り組み、
互いのよさや可能性を発揮しながら集団や自分の生活上の課題を解決することを通して
資質・能力を育むことを目指す」教育活動です。
そして、学級活動では、
学級や学校の生活をよりよくするための課題を見いだし、
解決するために話し合い、多様な意見を生かして合意形成を図り、
協働して実践することができるようにすること
が、目的の一つです。
そのために行うのが「学級会」です。
4年3組では、給食を準備する時間に私語が多く騒がしいことを学級の課題としていました。
そこで「給食を準備する時間の過ごし方を考えよう」という議題で話合いをしました。
まず、現在の給食準備中の様子を振り返って、課題を共有しました。
その後、「どうしたら給食のルールを守れるだろう」と意見を出し合いました。
子供たちは、自分でじっくりと考えたり近くの友達と相談したりしながら、様々なアイデアを出しました。
学級会を通して「みんなで話し合えて、ルールを守ろうっていう意識が高まった!」と、実感している子もいました。
担任によると、その日はいつもよりもとても静かに配膳ができたそうです。
自分たち自身で課題を見つけ、その解決のためにいろいろな意見を出し合い、皆で納得した上で、協力して実行に移すことができた子供たち。
これからもこのような経験を積み、自分たちの手でよりよい学級・学校を創り上げていく実感を重ねてほしいと思います。
北小では1年生から6年生の各学年、それぞれの発達段階に応じた話合いや学級会活動を行っています。
中・高学年では、司会や書記等の役割を決め、学級会そのものを自分たちの力で進行させています。
お子さんの予定帳に「学活 学級会」と書かれていた日は、「クラスでどんなこと話し合ったの?」と聞いてみてください。
自分の学級をよりよくしようとする、頼もしい姿が垣間見られるかもしれません。